18.10.25 | 日本奥地紀行/イザベラ・バード/平凡社 | |
イザベラ・バードは1879年(明治11年)春、サンフランシスコから横浜に到着しました。 | ||
18.10.19 | 壬生義士伝/浅田次郎/文春文庫 | |
一言で言えば、大変面白い小説でした。 さて、この本の内容も素晴らしかったと思います。 加えて、この物語では東北盛岡の情景が叙情溢れる筆致で描かれています。これも、あの美しい時代へ、美しい風景へ帰ろう、という著者のメッセージなのでしょう。 この本を読みながら、安倍新総理の「美しい日本」という言葉が何度も頭の中を去来しました。安倍さんは、私達に問いかけています。「損得だけで判断して良いのか?」と。 | ||
18.10.10 | それでいいのか蕎麦打ち男/残間里江子/新潮社 | |
私も蕎麦打ち男の端くれですので、この題名に惹かれて読んでみました。 ここでいう蕎麦打ち男とは、団塊の世代を指しており、この世代の男たちが蕎麦打ちや陶芸やNPO活動に、いわば逃げ込んでいるということをおっしゃっているのですね。 | ||
18.9.25 | 近衛文麿とルーズヴェルト/中川八洋/PHP研究所 | |
驚くべき内容の本でした。 近衛文麿首相は共産主義者であり、盧溝橋「事件」を支那「事変」にし、日中「戦争」への道筋をつけたというのです。 そしてそれが大東亜戦争に繋がっていきます。近衛首相は、日本を共産国家にするために戦争を拡大していった、というストーリーになっています。謀略史観というのでしょうか。極端すぎて、にわかに同意できませんが、説得力があり大変興味ある内容です。 ただ、この内容をそのまま受け入れるには躊躇されますし、それだけの判断力も私にはありません。 しかし、マルクスレーニン主義/ソ連共産党の力というのは大変に大きく、かつ闇の部分が非常に大きいということは言えるようです。闇というより、ある力で故意に隠蔽されているといったが良いのかもしれません。 今後、これを意識しながらさまざまな本を読んでいこうと思います。 それにしても中川先生には凄みがありますね。 | ||
18.9.18 | 美しい国へ/安倍晋三/文春新書 | |
「美」について、本来日本人は大変敏感であると思います。であるのに、そこから目をそらして、美しくない言動をとる日本人が増えているように思われます。この本では、そのことについて「損得だけで判断してよいのか?」という問いかけが随所で読者に投げかけられております。 以下、特に感じた部分を抜き書きします。 彼らは日本のために、父母兄弟友人恋人のために散っていった。 ■マニフェスト・デスティニィ。(その由来がわかりました。) | ||
18.9.4 | 「特攻」と日本人/保坂正康/講談社現代新書 | |
なにかの書評で、推薦されていたので読んでみました。 以下気についた箇所についての感想です。 「特攻作戦は個人に対する国家の犯罪行為である。何のいわれも無く死刑を命じているからである。(133p)」 「あのヒトラーでさえ体当たり攻撃の命令をくだしたことはないという。むろんヒトラーにはそれよりもはるかに重い非人間的な所業は多いが、人間特攻を命じることの罪の重さは自覚していたと言うべきだろう(174p)」 この本の最後の部分で再び暗然とした気持ちになります。書き起こすのも面倒ですが、こういうことが書いてあります。 私は、全く反対であったと思いますね。 | ||
18.8.21 | 新編どどいつ入門/中道風迅洞/三五館 | |
著者の中道風迅洞は八戸出身の方で、現代どどいつを確立した、どどいつの第1人者といってよい方のようです。NHKラジオなどで現在も活躍されております。 |