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16.11.6

シーサー(吽:うん)作り

 本日、窯当番。
 
 ろくろを使った器類を作る予定でしたが、シーサー作りの達人の○笠さんが顔をだされたので、急遽シーサーを習いながら作る事にしました。
 シーサーは、かなり以前に同じように○笠さんから習いながら作った事があります。
 このときは阿(あ)でしたので、今日は吽(うん)。

 作業時間約4時間。
 ○笠さんのとなりで、同時進行でおこなったのですが、出来上がりがいまいちです。
 
 なぜか。
 私の場合、細部に眼が行っていて全体を見ていない。部品の一つ一つはそれなりかも知れませんが、全体で見るとアンバランスなんですねぇ。
 一方○笠さんの作品は、部品は(こういっては失礼ですが)雑な感じなのですが、それが荒々しさになっており、全体としては美しい。書き込まれた線なども統一性が出ている、といった按配です。
 また、作品をいじっているうちにだんだんへたってきて、すっくと立っていなければならないのが、だんだんと前のめりになってきています。
 四つんばいになって、疲れたーといった風情になるのですね。
 これは、全体を見ながら、また、土をいじる際に下向きの力が働かないように留意するなどの工夫が必要のようです。

 表情も、なんとなく哀れみを乞うている?
 もう一度、チャレンジだ。








16.11.5

こね鉢に施釉、窯詰め

 夕刻、施釉、即、窯詰め。

 こね鉢には、外側が黒色で内部が赤になるようにしたのですが、その境界の処理が面倒でしたが、これだけの大物、失敗は許されないので、慎重には慎重を期し、・・・疲れました。

 傘立てには栗色なんとかという釉薬を霧吹きでかけました。大きいものに霧吹きで吹き付けをすると酸欠になって頭クラリ。
 釉薬としては、陶器側の凹凸部分が面白い感じで出るやつです。
 一応、綺麗にかかったと思うのですが・・。

 明日、本焼き。
 窯当番は昼からですが、明日は何を作ろうか。

 しあさっての窯出しが楽しみです。

 

16.11.3

焼酎サーバ成形

 本日、文化の日。
 大変文化的な一日を過ごしました。

 奥さんの迷惑顧みず、朝0630起床。
 作業場着0805。即、電源投入。素焼き開始。
 こね鉢が再度水蒸気爆発しないように、お祈り。

 この間に、本日は、待望の焼酎サーバに挑戦。
 本体を2個、フタを4個(予備含め)作成することに。
 意外と、すんなりとイメージどおりに出来ました。↓。いかがでしょうか。


 
 蛇口は、随分探し回りましたが、東急ハンズにありました。

 店員によると、通常は陶器の壷にドリル(ホルソーという)で穴をあけて、この蛇口を装着するというやり方だそうです。
 今売れています、とのこと。
 即、買いました。
 
 蓋は、写真を撮っていませんが、甕にぴったりのやつと少しゆるいやつの2種類を作りました。
 蓋と本体を擦り合わせてピッタリを狙うか緩めのやつにコルクを貼ってピッタリにするか・・、やってみます。

 

16.11.2

窯詰作業と失敗

 「おおもの」を焼くのに、皆さんの邪魔にならないようにと思い、明日(3日文化の日)素焼きをすることにしました。
 それで、本日夕刻より急遽窯詰め。
 入れるものは、主として私のもので、大きすぎてなかなか焼けなかった、傘たてと蕎麦うちの用の捏ね鉢(直径54p)です。傘立ては縦に長いし、捏ね鉢は窯にいっぱいいっぱいの大きさなので、詰めるのに一工夫。
 その他の皿類なども含めて一応、入りました、がなんとなく不安。
 前回同様、水蒸気爆発をしないかどうか・・・。

 それから、大失敗をしました。
 気がせいていた事もあり、温度計のケースを割ってしまいました。
 パチーンといい音がしましたが、確か数万円。皆さん、すいませんでした。(ただし、予備があり、今回は早速それを使わしていただきました。)

 それから今日は、いよいよ、木の葉天目に実際にチャレンジ。
 椋の木の葉っぱは、すでに先日収穫済み。
 今回は、皿の内側とポッドの側面に焼き付けるつもり。
 釉薬は、黒天目とソバ釉。
 やり方としては、葉っぱに釉薬を浸して、陶器(素焼き)にペタッとくっつける。そして、無施薬の陶片などを利用して上から押さえつける。今回はコレでやってみます。
 この状態で、素焼き。
 あとは明日以降のお楽しみデス。

 

16.10.17

木の葉天目に接近(3)

 岡○さんが主催している陶芸教室(某公民館利用)を手伝ってくれませんかということで出かけて行きました。ご恩返しも含めて、また地域との交流も含めて、少し骨を折ろうかなと思ったところです。自分の勉強にもなりますしね。
 そこに行くついでに、木の葉天目で使用する椋の木を探しに途中の公園(航空公園)に行きました。
 見つけました。
 椋の実も実っており、つまんで食べるとあの懐かしい味が致しました。
 一応、岡○さんに確認してもらおうと、その葉っぱを持って教室にまいりました。
 確認の結果、間違いなく椋の葉でした。(帰りにはいくつかちぎって持って帰りました。)

 以下、教室の状況。 
 今年の1月頃に始まったようで、かなり初心者の方7、8人と指導者3人。本日は、来年の干支にちなんで、鳥をつくるというものでした。
 初心者ですから当然ながら少しおぼつかない手つきで各員、奮闘。
 私もつい口を挟みましたが、挟みすぎに少し反省。思い起こせば私も、それなりの考えでやろうとしているところを横からああこう言われるのは少し困る場合もありました。

 教室は、某公民館内の施設(スペースと窯)を借用してやっているもので、窯も立派なものでした。
 
 再び、木の葉天目。
 岡○さんのHPを見ていましたら、展覧会の写真があって岸本哲也さんという方の作品の写真がありました。地は黒で艶のある器に、緑やピンク系統の葉が焼き付けられておりました。これは、かなり奥が深そうです。
 ファイト、モリモリ、モリモリ。

 

16.10.16

木の葉天目に接近(2)

 本日、作陶を致しました。
 もちろん、木の葉天目を想定し、作ったのは、皿、浅いサラダボール状の器、小鉢です。
 それと、木の葉の押さえに使用する治具。
 時間が十分でなかったので、各数点です。
 本日は、最近の反省事項に思いを致し、「丁寧さ」を心がけて行いました。
 こういってはなんですが、かなり綺麗なものが出来ましたよ。

 この過程で一つのコツを発見しました。
 それは、亀板を利用しての中型以上の器を作陶する場合に、「作品が半葉乾きの時に、仕上げをする。」ということです。内面の仕上げや全体の型の仕上げ、そしてカンナかけもこの段階でやっておけば、厚みの調整も安心して出来る訳です。(内面の仕上げには、濡らしてコテを使用すれば、綺麗にいける)
 亀板、活用すべしです。

 とにかく、本日は、木の葉天目用の器、作陶終了、です。
 次は、椋の木の捜索だ。
 (木の葉天目には、椋の木の葉っぱが最適とのこと。岡○さんの場合もこれを主に使用されています。)

 

16.10.11

木の葉天目に接近

 岡ちゃんの個展に行ってきました。
 同氏については、ここを訪ねてください。
 HPを見ていただくと解りますが、「木の葉天目」を追求しておられます。
 その技法を明らかにし、かつそれをオープンにされてます。(すごいですねぇ。)

 私も、木の葉天目には関心を抱いておりまして、今日はご挨拶を兼ねて実物を見せていただき若干の質問をさせていただきました。

 実物は、なかなか良いものでした。
 葉脈がしっかりと出ており、色合いもこれまたシブイ。(奥さんは暗い、といっておられるそうですが、そんなことはありません。)
 今日は良いものをみせて頂きました。

 お弟子筋の方の作品も展示してありましたが、中で気を引いたのが浅めの盃でした。成形がとても丁寧、きれい。釉薬の端っこ(高台付近)の処理もきりっと決まっていました。(この辺は、16.10.2「粗製乱造を反省、など」を書いたあとでしたので心にぐさりときました。)

 いずれにせよ「木の葉天目」、私、当面の目標にしました。

 

16.10.2

粗製乱造を反省、など

 東北某県に出張の折に、平○先輩のお宅を訪ねました。
 平○先輩も陶芸をやっておられて、作品を一度見せていただく事になっておりまして、その機会が来たということです。
 座敷に案内されてびっくり。
 奥様の作品も含めてずらりと並べてありました。
 奥様のものはかなり手のこんだ器類。バラの花があしらってあるなど、見事でしたねぇ。
 また、平○旦那様のものは備前の焼き締め主体の舟徳利、ぐい飲み、壷などなどでした。これも、なかなかのものでした。おそらく、両方とも高値で売れますね。そのくらい見事。

 以下、所見など。
 1 「成形が非常に丁寧です。厚さが適度で、均等です。高台も丁寧。」
  これには、私は非常に反省させられました。
  私は今、あれやこれやたくさん作りたいものですから、どうしても手抜きになりがちです。
  つまり、粗製乱造。
  平○御夫妻の作品をみて、もっとも心にグサッときた点です。
  やはり、「これしかないっ」というのを目指して作業しないと結局いつまでもいい加減になってしまう。
  いや、たいへん、勉強になりました。
   
 2 「焼成は登り窯。自然釉がよく出ています。」
  私の好みは、出来上がりはあくまでつるっとしていて色白で機能的で美しく、というものでした。よくある手びねり系のぐちゃっとしたしたような薄汚れたようなものは不可としていました。つまり、有田焼のようなものが理想です。
 しかし、ここに来て少し考えが変わりました。平○さんの、備前の焼き締め、自然釉・・・なかなか良いではないか。なかなか渋いではないか。有田系のつんとした美しさではなく、これこそ(おそらく)日本人にしっくり来る美しさがいいじゃないか。

 今後、丁寧な作業を心がけ、心にしっくり来る様な美の追求をしようと思いました。
 実り多い出張でした。(仕事はもちろんのこと、です。)

 (なお、平○先輩の作品が、手びねり系のぐちゃっとしたしたような薄汚れたようなもの、という訳ではありませんので、これは念のため。)

 
16.9.17骨壷(こつつぼ)

 私が今、作りたいものが2つありまして、それは骨壷と蛇口つき焼酎壷です。
 後者については、それを作るときにまたこの場で紹介します。
 今日は、骨壷について。

 今日の産経新聞に骨壷についての記事がのっておりました。私も関心を持っていましたので、シッカリと読みました。

 京都の米人禅僧ヘンリ・ミトワさんは先月(8月)死去された水上勉さんから貰った手作りの陶器の壷を持っている。
 骨壷です。
 この世が仮のすみかなら骨壷は終のすみかだ。ならば、量産の味気ない骨壷には入りたくない思いが強いそうです。
 水上さんは「この壷を砂糖や梅干入れに使い、自分が死んだら、愛用のこの壷に骨を入れてほしいのだ」と言っていたそうです。
 同意、です。
 特に、陶芸をやっているものの端くれとしても、そうしたい気持ちです。
 でも不思議とまだ作る気になりません。
 必ず必要となるものなのに、単なるいつもの先送りなのか、言霊(ことだま)の呪縛なのか・・・。
 
 どなたか希望者いませんか?お作りします。
 (そうそう、思い出した。F社の某先輩が言っておったなぁ、作ってくれって。真に受けて良いのかしら?)

 なお、新聞記事には次のようことが付記されておりました。
 全日本葬祭業共同組合連合会の専務理事さんの話では「現在は火葬料の中に骨壷代がセットされているケースがあるので自前の骨壷をお使いになる場合は、葬儀社の担当員から火葬場の了解を貰っておくことです」だそうです。なんか釈然としませんが、そのようなことだそうですから、該当される方はご注意を。

左の写真は、以前雑誌から切り取りをしておいたものです。
右下にかいてある文字は
水上氏の手になる、主な骨壷作品。写真手前より時計回りに、織部の「亀ブタ骨壷」、白椿の五弁の花をつまみに使った黄瀬戸骨壷、陶芸を始めた初期のころの作による織部を薄く掛けた小壷、椿の花のつまみの織部小壷」
とあります。
偶然でした。




 

 
16.8.13土殺し(陶芸も体力勝負)

 土殺しというのは、ろくろ作業の前段階で行う作業のことです。目的は、ろくろの台上に載せた土の中心をろくろの回転に一致させること(芯出し)にあります。芯出しをしっかりしないと、あとの作業がスムーズに出来ません。土のかたまりを回転させる訳ですから、芯だしがきちんとされてないと、土の振れ周り(極端には暴れる)が起こるわけです。もちろん形もいびつなものになります。だから、(土を)殺すのだという言い方なのでしょう。おまえなぁ、ちょっとおとなしくしとけよ。てなものでしょうか。


 最近、作業をやったあと、背中の主として筋肉がとても痛くなるのです。息子に按摩させながら聞いたら「菱形筋(りょうけいきん)」というのだそうです。肩甲骨と背骨の間にある筋肉です。
 なぜ、ここが痛くなるのだろうか、不思議に思っていましたが、今日、それがわかりました。
 どうも、この土殺しの作業に原因があるようです。
 土を円錐状に引き上げるときに、まず底辺の稜線部分を強く両手で挟みます。そして、その状態で上方に引き上げるのですが、筋肉の状態を観察すると、このときにこの菱形筋に力が入っていました。何回も、この作業を繰り返すのですから、筋肉痛になる訳です。
 陶芸作業も体力勝負です

今日の製品は次のとおり。
・蕎麦湯をいれるポット2(某蕎麦屋にあったもののパクリ)(写真左
・焼酎水割用のマグカップ2(氷をたくさん入れるので大型に)
・兼○さんご用達の皿5(要求性能は、醤油だまり付き)(写真中
・中型の鉢1(葉っぱの押し型をデザインしたもの)(写真右
・植木鉢1(室内用に使用予定)

 普通は、1個か2個作って終わりなのでしょうが、今日(夏休み)は、12時頃から夜の9時まで9時間やってしましました。筋肉痛になるのは、土殺しだけではないですな、これは。
 ろくろ作業しながら、乾燥状態を見ながら、取っ手などの加工をしながら、・・・と、心身共に休むまもなく、自分ながらよくやるわ。バカじゃなかろか、とも思います。
 この焦りに似た感情というのは、加齢に伴うものでしょうか。貧乏人根性という見方もできます。でも、やっぱ残り時間が気になるのですねぇ、年寄りは。

 
16.7.25マグカップは手がかかります


西○さんに贈るつもりのマグカップを作るには作ったのだが、できがいまいちなので、まだ引き渡していません。
 また、愛する娘からの新たなリクエストもあり、さらにはコーヒー好きの逢○さんにも差し上げようと思って久々にマグカップ作りにトライ。

 今回は、比較的大きめ、かつ内面も綺麗jにするを目標にしました。
 内面を綺麗にするために、カップの底には小判状のコテを使用。丁寧に丸みをつけました。
 内側の壁を綺麗にするには、まずカップの径をやや細目に作っておいて、直線系のコテで内側から広げながら大きさを決めてやるというやり方をとりました。あわせて、内壁をきれいにする訳です。うまく行きました。綺麗な内壁です。
 その後、取っ手を作成。歩留まりを考慮して少し余計に作成します。
 あとは、両者をほどほどに乾燥させます。
 
この乾燥の時間を利用して、たたら(粘土を板状にしたもの)作りで皿を何枚か作りました。アジサイと名称不詳(とち?)の大きな葉っぱをたたらにおしつけ、葉脈部分が凹になるようにします。釉薬(織部)をかけると、凹の部分に濃く溜まるので、自然の葉っぱが写し取った皿ができます。季節も移り、早くしないと生きの良い葉っぱがなくなるので、いわば今年の記念です。(本文の皿類のところを見てください。)

 そうこうするうち、マグカップがほど良く乾燥。
 高台を削って、取っ手をつけます。

 実は、この取っ手をつけるのにちょっとしたテクがあります。
 @接合部にどべを塗ったら、全体によーく押し付ける
 A接合部を、細いコテを使って細かく押し付ける(説明難、写真参)
 B接合部に、2〜3ミリ径の土のひもを金属の溶接工事の跡のように肉を付けながらなじませる。(これも説明難)

 そんなこんなで、マグカップなどの部品のあるものは手がかかります。乾燥具合も気にかけなければならないし、大変です。・・・といいながら、結構楽しんでいます。

 
16.7.17傘たて、ビアグラスなど

 同期の繁○君の依頼の傘たてに着手。

 傘立ては高さが必要なので、筒を2本作って繋ぎ合わせるやり方で作ります。(細部は本文)

 表面に細い溝を彫りながら厚さを調整。適度な柔らかさの時に、雲と傘の形を型抜き。まあまあでしょうか。(左写真)

 よく見ると、外側面がきりっと垂直になっておらずでこぼこがありました。
 しかし今回、修正法を発見。竹のへら(直線部がきれいに出ている)を少し力をいれて表面に当て、ろくろをゆっくり回しながら凸の部分を押し込んでいくのです。この際、竹べらがしっかり固定されるように体と腕が動かないような工夫が必要です。

 傘たての成形自体はうまく行きました。

 傘たてが適度に乾燥する時間に、グラス10個くらい作りました。今回は、焼き締め(釉薬を掛けずに高音で焼く)のビアグラス。泡立ちの良い、例のあれです。デザインは決めてあって、水中を泳ぐ魚、蝋抜き手法による名前入りの予定です。

 さて、本日、全工程約8時間。ほとんど休みなしに体を動かしました。昼飯は、おにぎりとお茶。立ったままで次の手順などを考えながら食う。バカじゃなかろうかと自分でも思います。
 このところ暑いですが、これに加えて窯の熱気。しんそこ疲れました。翌日は、多分疲労困憊で、朝、起きれないのではないだろうか。ほんとにバカです。

 
16.7.4こね鉢、一応成形

 直径55p。一応できました。
 乾燥し、本焼きをすれば、47〜8p位になるだろうか。

 形は一応は出来たが、前回のように爆発しはしないか、心配。
 また、反省事項も多かったです。
@底と縁の接合部分の圧着状況が不十分の恐れ。
 何事も基礎作りが大事。ここで所要の時間をきちんと費やさなくちゃいけない。
A縁を引き上げるときに薄くなる。
 これも、作業を急ぐから。少しづつ引き上げていけば厚みが保てるのではなかろうか。
B真円ができずに、妙に膨らんだ部分が出来る。
 これは、部分的に急激に力をいれるからだ。
 「慎重に少しづつ」、やはり、これがポイントかなぁ。

 素焼きが、うまく行くかどうか。神様に祈りたい気持ちです。






 
16.6.26こね鉢失敗#2#3

 今日は、朝から入れ込んでおりました。(布団の中で、段取りを考えていました。?!)
 前回失敗した轍を踏むまいと、意気込んで作業場へ。

 結果は、2度失敗。周囲が全体的に垂れ下がって、ずんだれた皿状になってしまう。
 第1の原因は、底の部分(亀板に接している部分)が小さいこと。このために、作業を進めているうちに、周囲に広がった部分を支えきれずに垂れ下がってくるのです。
同じことを2度も繰り返してしまって、、、深い自己嫌悪。
対策したつもりが十分でなく、気ばかり急ぎ、「まいいか」でやっちゃった。、、、、自己嫌悪。

 反省事項;大物こそ慎重に、想像力をはたらかせないと、意外に重重量がかかっている。

 
16.6.12こね鉢失敗#1

 そばうち用のこね鉢に挑戦。
 直径55p、深さ17pを目標。
 木製の鉢は商品としてあるのですが、それを陶器でやろうという訳です。

 まず、亀板に厚さ3p、直径45pのたたらを作ります。これに、周囲に土手を作るようにして土を盛り上げ、この土手を引き上げていく寸法です。

 大物なので、トラブル多発しましたが、大事にはいたらず。やや小さくなりました(直径50p弱)が、思ったより美しい姿と、美しい表面仕上げになりました。

 翌週、素焼き。
 当日、作業に参加できませんでしたが、事件発生。 聞けば、素焼きの途中に大きな音がしたそうです。音源は小生の、この鉢でした。
 窯だし後、見れば、底が抜けていました。
 原因はすぐに思い当たりました。底の部分と、土手の部分の圧着が悪く、接合部分に空気がたまっていたのです。(たまった空気(水蒸気)が急膨張した訳です)
 良い形だったのに、、、

 反省;想像力不足。つち君とつち君を重ねたときに、その間がどうなっているか・・。
 マグカップなどの小物では、かなり慎重にやっていたのですが・・。大物でも慎重に慎重に。むしろ、より慎重を要するかも。