11 茶器

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13 湯のみ 備前風

粘土;備前土  
釉薬;-  
寸法;

  備前の土を使いまして、焼いた作品です。
 焼く際には、「さや」という入れ物の中に入れて、そのなかに木炭などを一緒に入れて焼きます。
 木炭の炎が掛かる部分が黄金色になります。全体は、薄い茶色〜ねずみ色です。狙いは、備前のあの渋い茶色なのですが、そこまで行きませんでした。

 これで、焼酎サーバを作りたいのですが、大物を入れる「さや」が我が作業場にありませんので、いまのところ不可能です。

12 急須1号

粘土;半磁器土  
釉薬;失念  
寸法;胴回り=10p、H=9p

 
 必要に迫られて作った急須です。
 初めて作ったのですが、その割にはうまくいきました(自慢)。
 急須は、大変手間がかかります。
 本体、蓋(+つまみ部分)、注ぎ口、取っ手、と部品を作ることから始まります。そして、注ぎ口の調整に神経を使います。お茶を注ぐときにお茶が垂れないようにするのです(わが故郷では、「すたってこんごてすっ」と言います)。

 

11 急須2号 粘土;半磁器土
釉薬;紅志野釉
寸法;胴回り=10p、H=11p 

 急須1号と一緒に作りました。 
 作陶の際は、同系列のものをまとめてやるのが良いようです。(実は、もう一体作ったのですが、写真を撮る前にお嫁に行きました)
 こちらは、つるをつけるタイプ。
 
 なお、胴体の中には、濾し器が入っています。百円ショップで色々なサイズが売っていまして、ぴったりのものがちゃんとありました。
 
 急須2号はやや大型で、使い出も良いようです。
 お茶も「すたってこん。あんばいんよか。」(読めますか、K県外の方)

 紅志野釉は、蓋の部分は薄く掛かっており、ほんのりと紅がでています。胴体部分は厚く掛かったため貫入が顕著です。

10 湯のみ 粘土;半磁器土
釉薬;乳白釉、青釉と赤色(ローズ)釉で絵柄
寸法;D=8cm、H=12cm

 ぐい飲みを作っていたのですが、いくらなんでもちょっと大きいので、湯のみにしました。絵柄は、最近はこれしかない、「梅」。

 絵柄を書くときは、ちゅうちょせずに思い切り、さーッと描くというのが、陶芸の場合の鉄則のようですが、この場合は、慎重にゆっくりというのがよろしいようです。 妻が気に入って使っています。



9 抹茶茶碗 アメ釉 粘土;半磁土   
釉薬;あめ釉  
寸法;D≒12、H≒8p

 
 釉薬はアメ釉というのですが、これを霧吹きで掛けてみました。ぷつぷつ模様がなんともいえない感じになりました。
 アメ釉は表面がピカピカに仕上がります。好きですね、こういうの。 ぐじゃぐじゃっとした茶器がときどきありますが、どうも好きになれません(もちろん好みですが)
 

 

8 抹茶茶碗 藁灰白萩 粘土;信楽水漉粘土(赤)    
釉薬;藁灰白萩釉
寸法;D=10.5p、H=6p

 私の先生の作品をまねて、ときどき作っているのですが良し悪しが分かりません。
 よく巨匠の作品ということで、実に無骨な形状でありながら大層な値段がついたりしていますが。あれ、どうなんでしょう。
 やはり、ぱっとみて単純に美しいと感じるものが良いように、思うのですが・・。

 赤の粘土に「藁灰白萩」をやや多めにかけた(どぼ付けの時間を長めにした)ものです。縁に茶色がほんのりと出て、藁灰白萩の白が良い感じになったと思います。
 ただし、形がやや小ぶりな割りに重いのが難点です。

 

7 抹茶茶碗 粘土;信楽水漉粘土(赤)   
釉薬;(忘れた)
寸法;D=12p、H=7p

 上の反省から、少し大きめにしました。なんとなく、胴のくびれと下膨れになっており、それらしい形になった。

 釉薬は、失念。
 黒くなっている部分は、釉薬をかけた直後に茶碗の下側から息を吹きかけたので、その部分の釉薬が薄くなり、焼き上がりは逆に濃くなったもの。こういう制御困難なところが面白いといえば面白いのです。

6 抹茶茶碗 粘土;信楽荒土(赤)   
釉薬;藁灰白萩
寸法;D=12p、H=8p

 ろくろの手の筋跡を残してみました。
 土は、荒土と称して、漉いてないやつです。したがってブツブツが残っていて目が粗い。これが茶碗に向いているかどうかわからないのですが、成り行きで作ってみました。

 椀の左上付近に白い跡が付いているのは、釉薬を掛けるときに椀を手で持つ際の親指の跡です。
 
5 抹茶茶碗 粘土;信楽荒土(赤)   
釉薬;紅志野
寸法;D=12p、H=9p

 上と同じつくりです。
 ただし、中はきれいに仕上げました。
 私の先生のお話では、重さがかなりのポイントだそうです。さる高名の先生によると、ベストは340〜360gだそうです。
 先生が作られているのをみると、高台を削る段階(半乾き)で、秤を使って目方を量っています。


4 抹茶茶碗織部  



 織部の茶碗です。
 実際は、もう少し緑が濃いです。
 
 以下同じですが、すべてやや小型です。

3 抹茶茶碗藁灰白萩(釉厚め)  


 12番の反省から、すこし厚めに釉薬を掛けました。
 もう少し、景色が強くても良いように思います。

2 抹茶茶碗蕎麦釉薬  

 これは、おまけにやってみたものです。
 蕎麦釉です。
 全般にもう少し薄めにしたがよかったかなぁ。
 釉薬掛けるの、むつかしい。
1 抹茶茶碗藁灰白萩  

 
福○さんからの依頼で、いくつか作りましたが、その中でも癖のない(あまり特徴のない)作品です。
 色は白系統がお好きとのことでしたので藁灰白萩を使いました。ただし、もう少し濃淡が強く出ても良いのではないか、と思います。
 今週も、何個か作りましたので、それらから選んでもらおうかと思っています。
 大きさは、普通のものより小さめです。