お皿

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17 粉挽きお魚紋中皿

 

 掻き落としです。
 直径約20pです。
 たたらを亀板の乗せてろくろでまわしながら丸く切り取り、縁を持ち上げて作りました、比較的簡単にかつきれいに皿つくりが出来ます。
 
 着色に使った呉須にはいろいろな種類がありまして、うろこ部分のようなピンクもあります。

 オリジナルのデザインは沖縄の壷屋焼きですが、本物の絵はもっと躍動感があります。
 本物と私の絵との最も大きな差は「線の勢い」です。我々が描く線は、よたよたとしていますが、プロの線はシューッと走っています。
 ま、だからこそプロなのですがね。

16 絵皿 鯵(あじ)

粘土;半磁器土       
釉薬;石灰透明釉  絵柄;焼貫呉須ほか
寸法;長径≒25p、短径≒20p土;

 
  絵柄は、当時NHKの趣味悠々「鶴太郎の水墨画」を陶器に応用したものです。
 数種類の呉須を薄めに塗り分けでみたのだが、まぁそれらしい雰囲気はでたようです。

 NHKの番組を見ていると、鶴太郎さんは、絵も文字も左手を使う。右手だと既成概念で動いてしまうというようなことを言ってました。理が勝ってしまうというようなことでした。
 私も、文字は左手を使ってみました。いかがでしょうか。洒落じゃないけど、味がでているでしょうか。

15 絵皿 鯵二尾粘土;半磁器土
釉薬;石灰透明釉  絵柄;焼貫呉須ほか
寸法;長径≒32p、短径≒25p

 やや大きめの皿です。
 上と同じ手法で作成。
 鯵が2尾なので「あじ2」(2は不要だったかなぁ)
 厚さは5mmだが、このくらいの大きさになってくると薄いようです。取り扱いに気を使うことになってしまいます。

 

14 絵皿 跳ぶ鯵 粘土;半磁器土    釉薬;石灰透明釉
絵柄;焼貫呉須ほか。波は上記。   
寸法;W=37p、L=25p

 ここでは、象嵌をトライ。青色の部分は波のつもりです。
 粘土が生乾きのときに、溝を刻んだチョークを転がしてあるので、その溝のパターンの凹凸がでる。(縄文式土器と同じです)
 この場合は、素焼きを終わったところで白絵土に呉須を混ぜて、それを塗ってみました。意外と発色が良い。 (というか強すぎ?娘は喜んでましたが、感覚の差ですかね)

 

13 中皿 万両風粘土;信楽水漉(白)
釉薬;石灰透明釉薬、織部釉
寸法;

 
 「葉っぱを押し付け、織部を掛ける」法で行いました。
 葉っぱの端をコテで軽く押し付けるのですが、波打っています。早く仕上げようと思うので、丁寧さに欠けました。
 赤い実をイメージしましたが、要研究ですね。
12 角皿 ウインドウズ粘土;半磁器土    釉薬;石灰透明釉
絵柄;焼貫呉須    
寸法;≒25p×30p


 ご存知のかたはご存知の絵柄です。(windowsの壁紙です)
 
 絵柄は、呉須で描くのですが、いまいちです。
 手前の山は、木々の部分を細かく削って模様にしているのですが、手前から3つ目の山にかろうじて現れています。

 一番手前の山は筆の跡が出てしまっており、×です。

 




11 中皿 龍粘土;半磁器土     
釉薬;石灰透明釉   絵柄;焼貫呉須
寸法;長径=23p、短径=20p
 
 絵柄は、陶芸の本に載っていたもののパクリです。見本には、ひとだまのようなものが描いてあるのだが、これはなんだろう。
 
 たたらの皿作りでは、縁を作るときにコツがあります。 
 縁は単に持ち上げるのではなく両手の親指・人差し指を使って、縁部分の土を寄せるような(粘土の粒子の間隔を詰めるような)動作をすることが必要です。
 これで、乾燥・素焼き・本焼き時の割れを防ぐことができ、あわせて、縁が盛り上がった格好を、乾燥・素焼き・本焼きの間、維持できます。(縁を単に持ち上げただけでは、徐々に下がってしまいます。)

 

10 中皿 つけ麺用粘土;半磁器土
釉薬;左=(茶色に見えますが実際は黒)油滴天目、右=乳白   寸法;D=25p
 
 これは、個人的に面白いと思うのですが、皆さんはどうですか。
 麺類(そば、そうめん等)を盛ると、中央部の穴から水分が出て行きます。
 穴の下には適当なお皿を敷いておきます。最後の一本までおいしく頂けます。


8 小皿 紫陽花(あじさい)U粘土;半磁器土
釉薬;織部釉薬        
寸法;長径=18p、短径=12p

 恒例の、アジサイの葉っぱの型取りです。
 毎年(といっても3年目ですが)、アジサイ君たちの生きた証拠を残させていただいています。

 今年は、ひねった形でちょい深めを狙いました。
 ただし、緑色がきれいに出ませんでした。
 釉薬は織部という名前のもので、よーく混ぜてたっぷり掛けたつもりだったのですが・・・。
 織部は古くなると発色が低下するような感じがするのですが、そういうことがあるのでしょうか。

 なお、お皿の縁の高さはこれでも高いようです。
 他に作ったアジサイ型の皿との使用頻度を観察しておりますと、縁の高さがほんの少ししかない皿が活躍しています。そのほうが使いやすいそうです(妻談)。

8 小皿 紫陽花(あじさい)粘土;半磁器土
釉薬;織部釉薬        
寸法;長径=18p、短径=12p
 粘土が柔らかいうちに実際の葉を押し付けて葉脈で凹部を作ります。
 凹部に余計に釉薬が溜まって、ご覧の通り。  左側のやつはさらに重ねがけをしています。

 下は、縁の高さを少し高めにし、縁を出来るだけきれいに仕上げました。
 私としては、割と自信作だったのですが、あまり好評ではありませんでした。
 ←が使い易いそうです。

 

7 中皿 朴(ほお)?粘土;半磁器土
釉薬;織部釉薬                
寸法;長径=22p、短径=19p

 お向かいのお家に立派な葉っぱの木が植わっております。春になると木蓮系の赤紫の大きな花が咲きます。(たぶん朴の木)

 塀の外に落ちている葉っぱを拾って・・と思ったのですが、落ちてるやつは活きが悪くて痛んでいるし・・。木についているやつが、きれい・・。
 塀の外にはみ出ているのは黙って貰っても良かったかしら・・。
 1、2枚ですし・・、いいか・・。
 頂きます・・。

 というわけで、かの葉っぱは、お皿の上に、しっかりと生きた証を残したのであります。
6 中皿 栃(とち)?粘土;半磁器土
釉薬;織部釉薬                
寸法;長径=30p、短径=16p

 このシリーズ、最もおおきな葉っぱ。
 採取場所は職場の構内の土手。これは、あまりドキドキせずに頂きました。
 たぶん栃の木だと思います。
 このような、葉っぱを選ぶポイントは、葉脈のハッキリしていること、と形に角がない(葡萄の葉っぱのようなのは、使いにくいし、割れやすい)ことでしょうか。もちろん、好き好きですがね。
5 角大皿筒縦割り蕎麦釉 
 
 ○野さんご用命の角皿です。
 38cm×26cmです。
 写真では緑色が強く出ていますが、ぱっと見には茶色をベースに濃い目の緑がろくろの指の跡に出ています。
 私自身としては、この緑色系がでたのが予定外でしたが、概ね可の域に入ったのではないか等と思っています・・・が、いかがでしょうか。

 ○野さんは、生え抜きの焼酎党であられるほか、こだわりの料理人でもあります。既に白色の大型丸皿をお持ちだそうで、今度は茶色の角皿を、ということでした。そして、この皿にはぺペロンチーノを盛り付けるそうです。どんな風になるのでしょうか見てみたいものです。
4 中皿捏鉢再利用 

 この皿は、素焼き段階で失敗した捏ね鉢の片割れです。
 失敗作は適当に割って皿か苔球(こけだま)置きにしようと思っていたのですが、急遽、料理人○野さんに活用していただくことにしました。
 ○野さん、いかがでしょうか。
 もし、ご不要なら、地球に返していただいて結構です。
3 角皿(筒を切って広げた 
 ○野さんこんなのどうですか。
 サイズは30p×15pくらいでしょうか。
 
 作り方は、ちょっと解りにくいですが、筒を縦に断ち切って、床に当たる部分は切り離して、筒の壁に当たる部分を展開したものです。指の跡が横方向に走っています。
 そして、皿ですので、周囲を少し持ち上げた形にしてあります。
2 角小皿(筒を切って広げた) 
 
 上の、ハギレで作りました。
 釉薬はチタンマットと称するものです。
 白色で流れやすい系の釉薬です。

 写真撮影時には既におにぎり用に使用中でした。
 即戦力!
 求められている人材です。

 なりたい。こんなお皿に。
1 木の葉天目 小皿 
 

 木の葉天目皿です。
 天目という名前ですが、実際は蕎麦釉を使っています。
 木の葉が紅葉のような感じになっており、葉っぱ自体は、うまく焼けました。
 ただし、黒天目の場合のようなきめ細かに欠けます。
 周辺部分がまだらになっているのは、霧吹きを使って釉掛けをした際に一様に掛からなかったからです。

 それにしても全体としてはおおむね満足の領域といってよいのではないでしょうか。ウン。