5 焼酎サーバー・・将来はこれを発展させて骨壷を・・

↑HOMEへ
13 サーバー丸型  

 サーバーの中に入れた貴重な燃料は、飲んで行くうちにどうしても最後の数CCが残ってしまいます。私達は最後の一滴まで丁寧に飲んでしまいたい訳ですから、これを少しでもなんとかするために底を絞って、その分、上の方を大きくしたものです。
 文様として、例の龍を蝋抜きで描いたのですが、釉薬がかぶりすぎて模様がつぶれてしまいました。
 この状態からもう一度釉薬を掛けて2度焼きをしてみました。結果は、↓。

12 サーバー凱風快晴2号  

 紀彦さん用のサーバーです。
 文様は広重の凱風快晴でして、二つ目です。
 前回は、蓋の部分まで青くしたのですが、今回は別の色にしました。使った釉薬は富士山の部分と同じ赤鉄結晶ですが、蓋と台については、文字の蝋抜きをやりましたので、文字が釉薬でつぶれないように薄めに掛けてしまいました。したがって少しがさついています。
 結果的に、釉薬の厚さは富士山の肌の部分及びカップの程度に少し厚めに掛けても大丈夫でした。
 釉薬はこういうところが難しいです。
 釉薬を掛ける際の厚みについては、もう少し関心を高める必要があると思いました。

11 赤目龍紋台付サーバー  

 お揃いのカップと台を並べて見ました。
 台に少しこだわりがありまして、台の縁の部分をわざと割ってあります。

 下の写真も、同じくこだわりがありまして、ヒモを曲げながら積み上げた形になっています。
 ただし、少しきゅうくつになっていまして入りきっていません。
 この手ももう一度やって見たいと思っています。

10 凱風快晴サーバー  

 葛飾北斎 冨嶽三十六景「凱風快晴」のパクリです。
 焼きあがった作品を見た瞬間は、思った以上にきれいな色が出た、と思ったのですが、落ち着いてみると少し青の色がきついように思われます。食用(飲用)の器ですから、この色は少し合わないかなぁ、という感じです。
 そこで、改めて原作を見てみますと、やはり藍系統のくすんだ色になっています(ただし、この色は刷り師によるそうです。)
 さらに原作では、頂上部分が暗くなっております。この点はそうしようと思い、釉掛けに工夫をしたのですが残念ながらその効果は出ませんでした。
 第2作については、@青→藍、A雲を繊細に表現、B頂上部分を暗く、C出来れば裾野の緑色、をそれぞれ工夫してみようかしら。

9 赤目龍紋黒天目サーバー  

 やや大振りのサーバーです。2升は入ります。
 大酒のみの方に最適です。前回と同じく黒天目で施釉しました。口のサイズは小さめのこのくらいのものが良いかもしれません。
 下の写真は顔の部分のアップですが、目と人だまのようなものを赤の釉薬で施釉しました。もっときつい赤を期待したのですが、神の手の助けはありませんでした。

 

8 龍紋黒天目サーバー  

 例の龍の姿を蝋抜きで描いた焼酎サーバーです。
 大きさは1升五合程度。
 節水という文字が蛇口のすぐ脇に書き込んでありますから、飲み過ぎ防止に僅かながら効果があります。
 釉薬は黒天目ですから、黒色にならなければならないのですが赤っぽい感じになっています。これは、釉薬が少し薄めに掛けられたからです。この状態からもう少し厚めにするとしっとりした黒になりますし、さらに厚めに掛けると艶のある真っ黒になります。
 私としては、しっとりした黒を狙ったのですが、結果は写真のとおりでした。なかなか難しいものです。

 また、写真では分かりにくいですが、蝋抜き部分(撥水剤を筆に含ませて描いた部分)には、釉薬の小さい粒が残っています。これは、釉薬が完全に弾かれずに、水滴となって残ったものを取り除ききれなかったからなのですが、きれいに除去する方法が今のところ分かりません。(今は、濡れたスポンジを押し当てることで、取り除こうとしています。)

 「よ」は、愚生の愚弟の「義○」の一文字です。

 その他、蓋が少し大きいですね。
 ただし、蓋はしっくりと納まっており、気持ちよく開閉できます。

7 飴釉横襞紋甕  粘土;信楽水漉土(赤)
釉薬;飴釉 
寸法;(約2.5升?)

 サーバー5作目です。
 今回は、注文を受けて作りました。(「陶芸日記;○野さん御用命焼酎サーバー」も見てください)
 だいぶ時間がかかりましたが、やっと完成です。

 ご注文では、
 ・サイズは大きめ
 ・蛇口不要
 そして、
 ・色合いは、備前風、・・・だと思われたのですが、そこは当方の技量不足などなどがありまして、結果的には飴釉を使いました。

 黒が基調で、良く見ると赤が入っているという、地味そうで派手そうな色合いです。
 右の写真は、蓋の裏です。(北斗七星)
 

6 赤イラボ文字紋様甕  粘土;信楽水漉土(赤)
釉薬;赤イラボ 
寸法;(約1.2升?)

 焼酎サーバーの4作目です。
 芸がないというか、臆病者というか、全く同じパターンで作っています。
 しかし、4作目となると釉薬のあんばいなど、うまくいきました。
 左肩のイラボの特徴も良くでました。
 ただ、蓋を少し大きめにすればもっとよかったかなぁ、と思っています。

5 赤イラボコールサイン紋甕  粘土;信楽水漉土(赤)
釉薬;赤イラボ 
寸法;(約1.2升?)

 焼酎サーバーの3作目です。
 絵柄は、ハムのコールサイン「JA3FBD」です。
 釉薬を掛ける際、文字の部分がクリアーに出るようにと注意して掛けたのですが、やや掛けすぎました。
 薄めに掛けて黒色になるようにするのがコツです。文字の形に気をとられすぎました。

 台には、「百薬の長」と書いてあります。
 少し量を控えたいなぁと思ったら、180°ぐるットまわせば下↓のようになります。
 効果抜群と思います。

4 赤イラボ電球紋甕 

 

 御希望の文字を、「蝋抜き」という技法で描きました。「蝋抜き」というのは、釉薬を掛ける前に、撥水剤(昔は熱く溶かした蝋)を筆につけて絵柄を書き込むというものです。その部分にだけ釉薬が染み込まないため、地肌が出て来ます。

 今回は、その文字に合わせて、電球を描こうとしたのですが、素人の一発勝負。あまりうまくいきませんでした。
 すりガラスの電球に中心部がほんのり明るい・・などとイメージしたのですがねぇ。
 ごらんのとおりでした。

 でも大変喜んでいただいて、私も幸せな気持ちを味合わせて頂きました。↓
3 赤イラボ竜紋様甕 粘土;信楽水漉土(赤)
釉薬;赤イラボ 
寸法;R=18p、H=20
p

 約1升5合入ります。
 蛇口部分が最終的に難関でした。
1 穴は余裕を持って大きめに開けたのですが、焼き上がりの際には小さくなりました。そのため、蛇口がギリギリ入らず、陶器側をヤスリで削らなければなりませんでした。陶器を削るというのは大変なことでした。(こういう苦労をすると教訓が身に沁みこみます)
2 蛇口の水漏れ対策は外と内からパッキンで挟む方式によるのですが、これは相当強く締めないといけません。道具が要りますな。
3 それでも、金属部分の隙間からジワーッと漏ってきました。
  水道工事用のテープを使用しました。また蛇口の駒にあたる部分にワックスを薄く塗布して、やっと水漏れは止まりました。
 
 市販のものはどうしているのでしょうか。

 さて、これが市販のものより優れているのは、
1 大容量である
2 蓋がシックリ閉まる
3 「節水」の注意書きが飲みすぎ防止に効果的である
 ・・・等など。

2 酎サーバー台つき
 

 サーバーの穴のところに蛇口がつきます。
 コップをその蛇口の下に持ってこなければなりませんから、台が必要です。市販のものでは、木でつくってあるのがほとんどですが、陶器で作ってみました。
 左の台にはフレアがついています。
 右の台には穴があいていますが、これには特に意味はありません。
1  酎サーバー素焼き
 

 焼酎サーバー4点です。
 小○さん○坂さん○村さん、どれが良いですか。こういうのがいい、という答えでもよろしいです。 
 左のものが一番大きく、1.5升くらい。
 中の2つが1.3升くらい。右端が1升くらいでしょうか。
 
 両端の2つは、この素焼きの時点で蓋のすり合わせを行っていますので、蓋はしっくり収まっています。 中の2つは、すりあわせをおこなっていませんので、ちょっと歪んで見えます。(もちろんすりあわせをします)
 
 今回は脇の部分に小さな取っ手をつけてみました。