6 鉢  ・・・定義が良く解りませんが、丼(深い)と皿(浅い)の間の器??

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13 中鉢木の葉天目



 木の葉天目です。(今回は、蕎麦釉を使用)
 実際の葉っぱが焼きついています。
 葉っぱは、椋の木の葉です。
 椋の葉は、触ってみると分かりますがザラザラしています。昔は(今も?)木工製品の磨き用のやすりとして使われておりました。このザラザラの素は、珪素(シリカ)でして、これが、釉薬と反応して葉脈の部分などが模様となるのです。
 この技法の名称が「木の葉天目」といわれているように天目系の釉薬と良く反応するということのようです。
 なお、本来の黒天目は何度もトライしましたが、どうもうまくいきません。
 黒天目の方が繊細な模様になります。次回再挑戦です。

 鉢の形は少しひずんでしまいました。

12中鉢 画竜点睛

粘土;半磁器土   釉薬;石灰透明釉   
絵柄;焼貫呉須ほか
寸法;D=25p、H=6p

 
 参考書の絵は大変ドスが効いているのですが、私がまねると漫画的になってしまいます。目つきがポイントですから、かなり慎重にやりました。
 画竜点睛(※)を欠く、という言葉を実感しました。

 裏にも少し凝ってみました。↓
 呉須の青だけではなく、赤色のワンポイントも考慮したのですが、イメージどおりに焼きあがりません。(正しくは、持ってるイメージが間違っているだけのこと、ですけどね)

(※)画竜点睛;読みは「がりゅうてんせい」とばかり思っていましたら、「がりょうてんせい」でした。知らなかった。

11 中鉢 うらみ(裏見)の皿粘土;半磁器土     
釉薬;石灰透明釉 絵柄;焼貫呉須     
寸法;D=30p;

 
 今回、見えないところに凝ってみました。
 その昔の江戸粋人の羽織の裏地、今のヤ○さんの背広の裏地、・・の心意気(?)です。
 このお皿、某小料理屋さんに貰われていきました。これから先、じっくりと裏を見て貰うことがないかもしれないが、お前、頑張れよ。
 奥ゆかしく・・な、好きだぜ、そういうの。

 (自分で作ったもの、愛着ありますねぇ。作っているときの事が瞼に浮かぶんですよ。ほんとに自分の子供みたいです。ずっと手元に置いておきたい・・、でもそれは親の勝手なんですね。)

10 中鉢 太田1号粘土;半磁土   釉薬;内側/乳白 外側/石灰透明(呉須で描画)
寸法;D≒22、H≒6p

 
 中目黒の太田という小料理屋さんのために作りました。カウンターの前にその日のおつまみといった感じで食べ物が並べてありますが、その器です。
 もう少し大きくてもよかったかなと思いますが、ママさん、適当に使ってください。

9 中鉢 竹篭柄 粘土;半磁器土 
釉薬;焼貫呉須に石灰透明釉
寸法;D=30p、H=9p;半磁器土
 
 我が家では、いま、手巻き寿司のシャリ入れに使っています。
 絵柄は、割と簡単にできるし、良い柄だなぁ、と思っているのですが、どうでしょうか。
 絵柄というのは、まったくのオリジナルというのより、模写の方が見る方も安心するように思うのですが、どう思いますか。



8 中鉢 葉っぱ柄粘土;半磁土   
釉薬;織部に石灰透明釉  
寸法;D≒23、H≒6

 柔らかいうちに葉っぱで型をとります。(細身のこてを使って丁寧に)
 素焼きのあと、その溝に「織部」を筆でぽてぽてと乗せます。やや多めに乗せるのが肝心です。

割と繊細な模様がでました。 

7 小鉢 葉っぱ柄粘土;半磁土   
釉薬;織部に石灰透明釉  
寸法;D≒20、H≒4p

 やや小型の鉢です。葉っぱを増やしました。
 実物は、もっと感動的?です。このシリーズ、いろいろやってみようかなぁ。
 縁にアクセントの帯をつけたが良いかなぁ。

 陶芸仲間が欲しいと言ってくれました。(嬉)

6 中鉢 太田2号粘土;半磁土   
釉薬;    
寸法;D≒20、H≒5p
 
 目標としては、薄く軽くでしたが、概ね満足の域。
 縁がやや厚めに見えますが、これが一種の「手」でありまして、見た感じ「厚い=重い」と見せかけて、持ったときに「軽いじゃーん」と感じさせる訳です。
 
 騙しのテクニックですが、このくらいは、十分許される範囲でしょう。
 そんな私も軽い?

5 片口 粘土;信楽水漉土(赤)  
釉薬;失念(好きな釉薬です)  
寸法;D=30p

 このようにくっ付いている注ぎ口はほとんど無用の飾り物なんですが、遠い昔から生き残っています。ただの円形ではなく、チョット気分を変える、というか瑕(キズ)をつけるというか・・あそび心なんでしょうね。
 こういうのが無くなると、人生も×?

 そういえば、かのフーバーダム(高さ全米1位)の建設にあたって、設計技師はダムの下を覗き込めるテラスをくっつけたんだそうです。彼いわく「お客さんをびっくりさせてやろう、と思って・・」と。偉大な遊び心ですね。
 私、いたく感心。・・話が飛び過ぎました。

4 片口 太田3号粘土;半磁土   
釉薬;    
寸法;D≒23、H≒6p

 これも太田さんに嫁入り。
 早速使って頂いたのですが、中の汁を片口部分を使って小皿に移しておられましたが、水切りの処理をしていないので、汁がだらだらと垂れていました。
 片口は、飾りと認識していましたので想定外の用法でした。次は、綺麗に水切りできるようにしてみよう。



3 中鉢 サラダボール粘土;信楽水漉土(赤) 
釉薬;油滴天目釉
寸法;D=22p、H=8p
 
 底に、渦巻き模様をつけようというのがテーマで作ってみました。

 縁を少し厚めで全体を薄くして、もった感じを軽くするというのも目標にしましたが、概ね満足の範囲でした。
 渦巻きの線がとがってしまったので洗うとき嫌かもしれません。今度は、そのテンを、要改善。

 

2 中鉢 ダエン 粘土;半磁器土   
釉薬;織部釉+石灰透明釉
寸法;長径=208p、短径=15p、深さ=5p
 小さい葉っぱを丁寧に押し付けて型をとります。
 素焼き後、その部分にだけ織部釉(緑色)を筆で塗り、撥水剤でカバーしました(次にかける釉薬と混ざらないようにするためです。)
 最後、全体に透明釉を吹き付けました。
 ただし、あとから先生に聞くと、撥水剤をつけなくとも、透明釉の場合は影響ないそうです。

 

1 大鉢  粘土;信楽水漉土(赤)   
釉薬;アメ釉   
寸法;D=30p、H=12p

 用途は特に考えず、なんとなく大きい鉢を作ってみました。
 野菜ボールにしては大きすぎ、こね鉢にしては小さい、まるで私みたいに中途半端。
 でも、時代が俺を欲するときが来るかも知れない。
 そのときが来るまで、じっと実力を蓄え続ける・・。
 ・・なかなか来ないなぁ、その時が・・。

 そのうち、おかあちゃんが何かに使ってくれるだろう。
 だめなら、どなたか、いかがですか。